楽譜やバンドスコアを見ながらギターを弾く時って、分厚い本だと見開きを維持するために、足や重しなどで固定しながらギターを弾くのって結構大変ですよね。
さてそこで前回の記事「iPadで漫画を読む ー裁断・PDF化・アプリへ転送ー」に引き続き、今度はScanSnapで楽譜をスキャンし、iPadを楽譜にしてみました。
今回の楽譜は、私の尊敬する「尾崎豊」さまです! 10代の時、カリスマ的存在であった尾崎豊さんに魅了され、「15の夜」や「卒業」を弾き語りで歌っていました。学生時代に購入した本を今回はスキャンしてみました。
前回と同様に裁断の準備を行い、今回はちょっとページ数が多いので5分割での裁断になりました。
今回もスキャン設定をいつくか行いました。まずはカラーモードを「自動」と「カラー」で行い、圧縮を通常の「3」と最高の「5」にしてみました。
・カラー、圧縮3=181.9MB
・カラー、圧縮5=113.5MB
・自動、圧縮5= 70.4MB
・自動、圧縮5、一部カラー= 69.1MB
という結果となりました。最後の「自動、圧縮5、一部カラー」はプレビューにて楽譜の所は白黒で、表紙や挿絵、写真の所はカラーにしました。再度保存時に再圧縮したのか、自動(白黒)の70.4MBよりも軽くなっていました。
いつものようにiTunesにてi文庫にファイルを追加し、iPad上でフォルダを作成した後、本棚に登録しました。今回は4パターンすべて登録して検証してみました。
カラーでの表紙です。右の裏表紙は白黒だとかなり見栄えが悪くなります。
左が白黒、右がカラーです。楽譜的には白黒の方がはっきりする感じでした。カラーだと紙が若干肌色っぽいのと汚れも表示されています。
iPadにてページ送りをしてみたところ、意外にも白黒より容量の多いカラーの方がスムーズにページをめくることができました。「自動、圧縮5、一部カラー=69.1MB」もモッサリ感があり、全部カラーの方が操作しやすかったです。なんででしょうね?
iPadを横向けにして拡大してみました。十分な大きさで見ることができました。
ギターを弾くときはソファーなどにiPadを置くか、iPadのスタンドに立てかけるなどしようと思います。横向きで拡大すれば少し距離があってもしっかり譜面を読み取ることができることが確認できました。
試しに電子ピアノの譜面代に置いてみました。縦置きだと小さくなりますが、確認程度ならこれでも演奏可能でした。
横向きだとやはり十分な大きさです。子どもなどがピアノを練習するときなどには最適な感じです。
iPadを楽譜として十分に活用できることが確認できました。分厚い楽譜やバンドスコアをどこでも手軽に持ち出せるのはいいですね。もう譜面代には1台のiPadさえあれば楽譜はいらなくなりそうですね!